リトライスコープは、指定した処理を、好きな回数、好きな間隔で実行できるアクティビティです。
回数と間隔の入力欄を見ると、デフォルト（初期値）は何も書かれていません。空白に見えます。
でも、空白のまま実行してみると、何回か繰り返したあとリトライが終了してしまいます。
そこで、空白に見える初期値の値を調べてみることにします。ネットでどんなに調べてもどこにも書いていないようなので、もう自分で調べちゃいます！
きっと参考になると思います(^^)/
まずはリトライスコープを作ってみる
さっそく、リトライスコープを作ってみました。
・回数・間隔：何も入力せず初期値のまま
・条件：無限に繰り返すような条件を入れる
・エラー発生時に実行を継続：万が一エラーでリトライを抜けても大丈夫なようにチェックを入れる
そして、繰り返すごとに、繰り返し回数を、ログに書くようにしました。
これで無限に繰り返すはず！
いざ実行！結果は・・・？
↑書かれたログです。
５秒ごとに３回繰り返して、エラー終了しています。
※リトライスコープは、条件trueになる前に抜けてしまうと、エラーとして扱われてしまいます。
つまり、空白に見えた回数と間隔は、
・回数：初期値3回
・間隔：初期値5秒
だということが分かりました。
他のアクティビティでも、例えばタイムアウトは空白でも初期値30秒ってありますよね。それと同じで「空白＝指定なし」ではないようです。
これは、私的にはもっとわかりやすくしてほしいと思います。例えば「初期値」と表示させるとか。
プロパティの項目名にマウスを載せると、説明が表示されますが、他のアクティビティのタイムアウトは「初期値：30秒」って分かりやすく書いてくれてますよね↓
なのに、リトライスコープの回数は、初期値を書いてくれていません↓
回数と間隔の初期値を変えたいとき
さて、この初期値、変えたいときもあると思います。どこで変えられるんでしょう？？
ありました！プロジェクトの設定画面の「システム」の中にありました。
※歯車ボタンで表示できます
確かに、さっき調べた値の通りです。
まとめ
今回調べて分かったこと、もう１回書いておきます。
リトライスコープの初期値は・・・
・回数：初期値3回
・間隔：初期値5秒
・初期値は設定画面で変更できる
他にも初期値が分からないアクティビティがあっても、こうやって実験すれば、自力で調べることができますね。
