こんにちは。システムエンジニアのmomoです。
ChatGPTにメールの下書きをお願いするとき、毎回、似たような指示を入力していませんか?
「相手や用件は変わるけれど、丁寧な文章にしてほしい」「毎回、件名も付けてほしい」。
そんなときは、プロンプトを「毎回変わる情報(変数)」と「毎回変わらない共通の指示」とを分けて書くと便利です。
今回は、{相手}や{用件}のような「変数」を使って、プロンプトを使い回しやすくする書き方を紹介します。
プログラミングは不要で、ChatGPTの入力欄でそのまま試せます。
プロンプトの「変数」って何?
この記事でいう変数とは、毎回変更する情報に名前を付けたものです。
例えばメールを送る場合。
XX様
いつもお世話になっております・・・
○○より
XXと○○は毎回異なるけど、それ以外は毎回同じ、なんてことがありますよね。
XXと○○を与えればその部分だけ置き換えてメールを作ってくれる、今回はそんなプロンプトの話です。
例1:取引先に見積書の送付をお願いする
例えば、取引先への依頼メールを作りたい場合。
相手・用件・期限・文体の4つを変数とするプロンプトを試してみます。
入力するプロンプト
#役割
取引先との連絡窓口のエキスパート
#命令
{相手}に送るメールの下書きを作成してください。
#追加情報
用件は「{用件}」です。
対応をお願いする期限は「{期限}」です。
文体は「{文体}」にしてください。
#変数
相手:取引先の担当者
用件:見積書の送付をお願いしたい
期限:10月20日
文体:丁寧で、堅すぎない

{XXX}の部分がXXXの文字に置き換わる書き方です。
実際のChatGPTの返信
※一部抜粋
件名:お見積書ご送付のお願い
早速ですが、〇〇に関するお見積書をご送付いただきたく、ご連絡いたしました。
お忙しいところ恐れ入りますが、10月20日までにお送りいただけますと幸いです。
ご不明点や確認事項などございましたら、お気軽にご連絡ください。
何卒よろしくお願いいたします。
指定した用件と期限を含む、丁寧な依頼メールになりました。件名も付いています。
例2:社内メンバーに資料の確認をお願いする
これを今度は、社内向けにメールしたい場合。
「変数」の値だけを変更してみます。
入力するプロンプト
#役割
取引先との連絡窓口のエキスパート
#命令
{相手}に送るメールの下書きを作成してください。
#追加情報
用件は「{用件}」です。
対応をお願いする期限は「{期限}」です。
文体は「{文体}」にしてください。
#変数
相手:同じ部署のメンバー
用件:会議資料を確認し、修正点があれば知らせてほしい
期限:10月22日
文体:簡潔で、やわらかい
返信例
件名:会議資料の確認のお願い
お疲れさまです。
会議資料を共有しますので、内容を確認してもらえますか。
修正したほうがよい点や気になるところがあれば、10月22日までに教えてください。
お手数ですが、よろしくお願いします。
変更した値がちゃんと反映されています。
変数を使うと、何が便利になる?
変更する場所がわかりやすい
前回のメールをコピーして一部のみを書き換えることが多いと思うのですが、変更する場所を探して直す手間を減らせます。また、毎回入力する箇所が変数として一か所にまとまっているので見やすいです。
毎回伝えたい条件を残せる
「件名と本文を出力する」「記載のない事情は加えない」といった条件を、共通の指示として残せます。依頼するたびに、同じ条件を一から書く必要がなくなります。
よく使うプロンプトはテンプレートとして保存
一度きりの依頼なら、普段の言葉でChatGPTに伝えてかまいません。
ですが、今回のように同じような作業を繰り返すときは、「毎回変わる情報(変数)」と「毎回変わらない共通の指示」を分けて書くと、入力や確認がしやすくなることが分かりました。
